England Report of 240RS 10 -14.December.2005

日本で生まれた Gr.B 240RS はラリーの日産が連覇の使命を持ち WRCに勝つ事のみに200台製作され1983年に販売された。
そして,それらの多くは戦うために本拠地であるイギリスへ渡った。そのイギリスへ
240RS の歴史を少しでも知りたい,また生息している 240RS を見てみたい ・・・ と言う気持で我々はイギリスへ ・・・

Contact - 1
@ Chassis No.000179

イギリス訪問の最大の目的は 240RS 購入の為の現車チェックでした。その 240RS はアイルランド日産のワークス・フルレストアとのことでした ・・・ 現地価格 25,000 GBP(ポンド) Chassis No.000179 はこのようなカラーでした 22年前に日本で生まれた 240RS ,はるか遠くイギリスのこんな農場の納屋に潜んでいた。
     
結論は 購入見合わせでした ・・・ フルレストアという事でしたが走行した結果,不具合が散見され ・・・ 輸入後かなりの整備が必要と判断でした。


       
貴重な右ハンドル・油圧式サイドブレーキ メーター表示は 走行 14,299km

       
1988年に撮影された Chassis No.000179 当時のターマック仕様の ENKEI 3ピース幅広ホイール

A Chassis No.000135

        
レストア中とのことです ・・・ ホイールはこれまた懐かしいゴッティ製です。ボディのみ販売の可能性がありますが日本への輸入にはエンジン・ミッションがセットでないと難しいらしい? ・・・ それにしても戦い済んだワークスがこんな田舎の片隅で ・・・ 何時の日か再び栄光の場を夢みて ・・・

2005年にイギリスを訪問した時に見た 240RS のレストアが完成し「イベントに展示」されたようです(下写真左)この Chassis No.000135 数少ない貴重な「右ハンドル」です、どの様な歴史があるのでしょうか? ・・・

  
    
展示された 240RS  イギリスの納屋の片隅で静かにレストアを待っていた 240RS が 再び ・・・

B Chassis No.000040

        
Chassis No.000040 この 240RS はクエートのナンバーが付いています。これからレストアの予定だそうですがかなり劣化が進んでいます ダッシュボードにヒューズを移動しています !! クエートでどのような歴史を残したのでしょうか ?

C Chassis No.000098

            
修理工場でレストア中の 240RS 左ハンドル Chassis No.が再打刻されてました ?

D 次に紹介するのは ブッタマゲたことに 240RS 前身の日産ワークスS110です。2-3台と言われる LZ20Bエンジンを搭載した希少車両があるなんて !

        
レストア中です(LHD) ・・・ Chassis No.X01の打刻がありました。エンジンフードのスリットはパテ埋め修理中です ? オーバーフェンダーは外され修正作業中です これまた希少なLZ20Bノンターボエンジンは外されレストア中,残念ながら見ることが出来ませんでした

     
    1982 1000 Lakes     もしかしたら? この2台のどちらかも知れません?  
   
それにしても 極少数のWorksが残っていること自体凄い !!   240RS より高価値かも知れません ?

E Chassis No.000052

今回訪問初日のオーナー所有 240RS どこから見ても LHDのWorksです
実はこのガレージは もの凄い場所なのです
手前はアウデイ・クワトロ・ワークス 2000万円でも売らない!!

右のシートを被っているのが S110 Works LZ20B Engine !!
更に 地下と2階はワークスパーツの宝庫なのです
 

     
エンジンはしっかりメンテされてる様子 歴戦の痕跡が残ります(ナビの足元)   これは理解出来ませんでした ?

     
Mr.Kawasakiが持っている,エンケイ・バハは 20年前 Mr.Kawasaki氏の手を掛けたホイールでした。それにしても 15インチ240RSダットサン・エンケイラリーコンペ・レーシング・バハが新品を含めてザクザクです。 ワークスが使用するアルミのデフが木箱に入った新品です。ワークスドライバーの名前がエフに書き込みがありました !!
このドライバーは Mr ??
豊富なパーツ類 ・・・
  何も言う事がありません ・・・ ハイ

更に,彼の所有 クワトロ !

      
1985年 香港-北京ラリーの優勝車 !! とのことです  左の木箱は 240RS のアルミデフの新品です !! トランクには,巨大湾曲ガソリンタンクとオイルタンク etc

Contact - 2 Works 240RS  Chassis No.000083 Works  冬眠中 ・・・ ルーフに KENIYA !!
F Chassis No.000083

UKのもう1人の 240RS Works オーナー Mr J.J 訪問
彼からは事前にこの240RS情報を受け取っていたのだが,初対面である。それは,リフトで
「冬眠状態」の 240RS Works
あるべき給油口がありません(BLYDENSTEN仕様)
※ 調査では,1986年 RAC 34位 完走しています。

              
下から見たワークスです,ドライサンプ・ピロポール・差込の排気管 etc トランクのガソリンタンク・オイルタンク

        
  
1986年 RAC Rallyの FIW 9125 Chassis No.000083 です → 同じナンバーですネ

        
期待していた chassis No.000001の現車確認は 片道2-3時間の距離であること,オーナーの都合などで残念ながら今回はお預けとなりました

Contact - 3 Quattro works を所有する Mr.John Hanlon

さて、UKのもう1人の訪問者 ・・・ それは 240RS ライバル車 Gr.B アウディクワトロ オーナーでもあり 240RSを所有する Mr.John Hanlon


  
240RS のオーナーでもあり,アウディ・クワトロ・ワークス2台を所有するオーナーの Mr.John Hanlon
◆ このQuattroに 2005 Good wood Festivalで Mr.Mikkola (右写真)がドライブ,オーナーの Mr.John Hanlonが同乗しすっかり有名人なのです。この後 お宅へ案内され その時のビデオを見ながらワインで懇談と言う ・・・「想定外」の歓迎を受けてしまいました。


  

G 更にMr.John Hanlon は コンテナ2個の中には 240RS のワークスパーツが山ほど ・・・ ため息ばかり
       
イギリス訪問も 次から次へ見る 240RS とこのクワトロあたりにになると興奮の絶頂でもあります ・・・ フガ フガ ・・・

H Chassis No.000173

現在 240RS を2台所有し? 1台は現在フルレストア中でボディはバーベキュー状態 つまり「串刺しでボディ回転台」まる裸状態で塗装が完全に剥離された状態の Chassis No.000173 でした(残念ながら写真がありません ・・・ )

その後判明 
 ・・・ この車両は 1986年 マン島Manx Rallyにラリーに参戦している

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