Chassis No.000150 240RS  Mr. MA26RA to Maintenance record
Start 2007.6.9  Chassis No.000150
● 最後の 240RS 新古車 ゲット !  
入手引取時の新車状態 走行 132km
Mr MA26RA 整備記録です 最後の 240RS 新古車?をゲットした彼は 只者で無いと言っても過言でないほどの車愛好家です。

彼の本業は整備業と関係なく,独自のこだわりによる整備を展開していきます、大変楽しみでワクワクします。

2007.6.9 : 整備
車検の為に最初に着手したのがドアガラス交換です

純正はポリカで軽量化されていますが、経年変化で黒くなり車検に通らぬ可能性があります。

アウターモールを外さずにガラスの交換をするのは至難の業ですね、写真撮る余裕ないです
Egオイルとブレーキフルード交換しました

以前ガゼールのときにジャッキアップポイントにウマをかけてヘコんだ経験からフレームもしくはサスペンションメンバーにかけるようにしてます
タイヤを付けウマから降ろしたあとに、あっ、クラッチのフルード交換忘れた・・・マヌケです

オーバーヒート・サーモスタット

浜松からの帰り道、水温がレッドゾーンに入る手前まで上昇してしまった我が 240RS !? 240RS 管理人さんの指摘通り、サーモスタットを見てみると ・・・ 完全にサビてます ・・・
240RS 管理人:実は私も以前、浜松から引き取った直後オーバーヒートに悩まされ、結果的にサーモスタット交換の経緯があったのです

   
完全にサビてます
サーモカバー側に目をやると何やら物体が? こんな状態だったとは・・・これじゃぁオーバーヒート寸前になるのもうなづけます。新品はノーマルの82℃タイプです、これで水温は安定してくれるでしょう

          
サーモがあれだけサビてるということは当然水路も・・・と言うことでEg本体、ラジエターともに水圧をかけてやると茶色い水がたっぷり出てきます、バケツ 4、5杯分はありましたいくら新車状態と言っても、25年も経過するとエンジン冷却系統の錆には驚きでした 水が透明になったところでサーモを
取り付けて完了です。ついでにサーモカバーも磨いちゃいました、どうも自分は無駄なところに労力を使うんですよね

ウォッシャータンク
なぜかウォッシャータンクが付いていなかった ? 240RS管理人さんから中古のウォッシャータンクをやるよ、しかし「どこか漏れてるんだよ」 とのことでしたが、それよりもモーターが回りません ・・・ となればモーターのOHです。とりあえずバラバラにしてみます、原因はおそらくブラシ回りでしょうね ・・・

       
240RS管理人さんから頂いたウォッシャータンク バラバラにしてみました、接点の焼けがちょっと酷いかな 自分の経験上、こういった場所には曲面になじむスポンジペーパーが最適です
240RS 管理人の独り言 : 部品取りにと諦めていたウォッシャータンクが生き返った ! ! "直す" ・・・ と言う執念とその技術に敬服です

キャニスター
我が 240RS にはチャコールキャニスターが付いていない、これがないと車検に通らないので解体屋に行き入手してきました。ちょうどU12ブルが入庫してたのでこやつから拝借。
                
U12ブルのキャニスターは走行距離3万キロ台なので問題ないでしょう。それにしても解体屋のおやっさんは豪快です、自分がプライヤー片手にホースを外そうとしたら「鎌でスパッ!恐れ入りやした
ガソリンタンクを調べていた際にキャニスターへ伸びるホースが浮いている ? 蒸発ガス(手前のピンクホース)はというと何故かフレーム内に大気解放・・・、不思議です。これではキャニスターを入れた意味がないので接続しておきました
とりあえず 240RS 管理人さんの 240RS と同じ場所に取り付けてみました 240RS は余計なものがないので作業が楽ですね
エアークリーナー & ファルネル
車検とは関係ないですが、エアクリーナーBOXのゴムが劣化して今にもちぎれそう。振動で脱落しないとも限らないので代用品を作ろうと思います。

            
ゴムバンドはかなりの劣化が見られます 純正品(右)と自作品(左)の比較です、まぁ上出来な方じゃないでしょうかねぇ
そしてエアクリーナーを付けゴムバンドを締めて完了!クリーナーボックスはマグメシュームで軽量化されています

    
 ▲ キレイになると気持ちいいですね、やっぱファンネルはこうでなくっちゃ ・・・ いかにもフレッシュエアを吸い込むぞ~って感じがしますよね

ステアリングリンケージブッシュ 交換

とにかくこの日はくたばりました、雷雨に時間を割かれ ドロドロのダストカバーに悩まされ・・・とんでもない程の雷雨が・・・屋根付きとはいえ降り込んでくるわ足元にも雨がなだれ込んでくるわで一時中断です・・・気が付けば夜の10時近くになってました。
ガレージで夕食したりなんだかんだと喋っての作業は楽しかったですね、でも疲れたぁ。


          
親父に似たのかとにかく工具をつかっての作業が大好きで何かと手伝ってくれます → 空手を習っているんだって ・・・ カッコいい!( 240RS 管理人)反対に息子はまったく興味なし・・・ チト悲しい タイロッドエンドはこの通り、ダストカバーのゴムとグリースが同化してます プーラーで分離させますが「バンッ!」と壊れたのかと思うくらい大きな音で外れます。ちなみにブレーキパッドは低温から効くジムカーナ用に交換済みです

        
ストラットを外してみてビックリです。240RS の開発コードNo.831がこんなところに、思わずうれしくなってしまいました アイドラーアームです。こちらのブッシュも交換しますがクラブUS110会長さん曰く 「おそらく確実に砕けてますよ~」とのことでしたが果たして・・・ 会長さま大正解です。砕けるというより粉々の粉末状です原型を留めてません。ドライバーでそぎ落としましたが結構労力がいりますね、隣のが新品ブッシュです

   
タイロッドエンドプーラーを貸してくれたAE86乗りのK君。工具を持ってきただけなのに拉致られ作業をさせられてます。彼は自宅でEgのOHをこなす程の強者です、ホント助かったよありがとねK君!→ 友達っていいですネェ 取り付け終わったナックルアームのジョイント部です。グリースは調べたところ二酸化モリブデン、シャーシグリースなどゴムへの攻撃性が強いとのことなのでフレア系グリースを使用してみました。タイロッドエンド、サイドロッド部の組み付け完了。ちょっと気になったのはダストカバー下部を抑えるニップルが最初からありませんでした ・・・ なのでステンレスの針金で縛ってあります。

ゴムと一体化したグリースを除去するのにウレタンシンナー、灯油、ガソリン、ブレーキクリーナーと試しましたがどれもパッとせず・・・なのにハンドソープでグリースまみれの手を洗うとキレイに落ちる、ん?使えるかも。娘が 「やめてぇー!」 許せ娘よ ・・・ ということで「キティちゃん」のハンドソープが大活躍でした
240RS 管理人 : さて、いよいよ車検です ・・・ なにしろ 240RS の車検は初めてですから、予想がつきません? → 無事合格した MA26RA氏の顔を見たいです ・・・

ユーザー車検
2007.9.16
【 車検当日 】テスター屋さんにて光軸、排ガス、スピードメーター、サイドスリップ、ブレーキの予備検査を行いました。案の定、排ガスは規定値をオーバーしてたのでキャブをちょこっと調整してもらったら今度は「ありゃぁ低くなりすぎちゃった、でもコレなら確実だから」とのこと。こんな簡単に規定値に収まるの!? ちょっとビックリです。

車検場に到着、まずは書類審査です。書類は簡単にパスできました、でもリサイクル税がガゼールの時よりも4k以上も高かった、なんでだろう?

【 早速ラインに並びます 】

車検員との会話
検査官 「幅広いねメジャーで計らせて」自分も手伝い計ると「うん、問題ないね」
検査官
「走行距離400Km?そんな少ないわけないだろ」と車内を覗き込む、すると今度は「そうかメーター換えてるからか」
自分 「いえいえ実走行ですよ」と答えると車検証記載の0Kmを見て「へぇ~ホントなんだ」
検査官
「マフラーは純正?」
自分 「もちろんです」検査官はφ50mmの出口を見て「そのようだね」と納得
【 車検コース進入 】

サイドスリップ、ブレーキ、ライト検査ともにOK!
ドキドキの排ガス検査ですが問題なくクリヤー!
封印をするのに順番待ちです、継続検査を終えて名義変更、そしてナンバーを新たに付け替えます ・・・ というわけで全て完了、よっしゃー! ここまで来るのに 240RS 管理人さんをはじめ応援していただいた方々にお礼申し上げます、ありがとうございました!!
240RS 管理人 : 遂にやりました 一発車検合格です、おめでとうございます!!まずは難関クリアーです、これからはこだわりの整備が?

Handle 交換
2007.10.12
  今回はイマイチしっくり、しなかったハンドルをR32用に交換です。

        
R32用とUS110用を比較すると若干ですが前者の方が小ぶりです。
形もさることながら手に馴染む感覚が自分にとっては最高です、なので何とか取り付けたいと思います
スプライン部だけをR32のステアリングに移植しました自分は溶接の機械はおろか技術を持ち合わせていないので当然外注です。ラリーで有名なお店オートスポーツイワセさんにお世話になりました。高さもUS110に合わせてもらってます、見事な溶接で安心感がありますね 取り付け完了!
中々いい感じです、手に馴染み操作性が良くなったので大満足です

Phon button exchange
2007.11.3
240RS管理人が 先日ガレージ整理中にMA26RA氏が来てくれました。その日は時間の立つのも忘れ色々と話し込んでしまいました。
彼のホイールを良く見てください、ついにゴールドメッシュに交換しました。当然タイヤも新品交換、スペーサー無しで225サイズのタイヤが当たらず収まっていると言うことは、ホイールオフセットは-15mm前後でしょう。
     DATSUNのホーンボタンでニッコリ
       
240RS 管理人 : GTRのハンドルグリップが抜群に良いことは私も同感、既に取り付けられたGTR用のハンドル握りを確認させてもらった ・・・ なかなか良い感触。そんな話の中で、ホーンボタンを所有しているのを思い出し探し出したところ "有りました!" DATSUNのホーボタンです。 当然プレゼントです、しかし寸法が合わずですがそこは得意とするMA26RAさん、見事に取付けが完了しました。
本人も納得 ・・・ なかなか良く出来たと思います。  
   
どうでしょう、ちょっと派手かな?とも思えますが案外似合っているので満足です! 車好きなお嬢さんの 240RS の帽子はすっかり気に入って、お父さんは当分、使用禁止状態です

Oil cooler 取付け
2008.8.13
今回はオイルクーラー取付けレポートです、MA26RA 240RS は 着々とこだわりの240RSに仕上げています。しかし自分でやっちゃうところが凄い。
以前から油温の上昇は気になっていたのですが、気温30度を超える最近の猛暑だとかなり厳しくなります。
高速で80Kmの一定走行にも関わらず油温は105度、90Kmにスピードアップすると115度を超えていきます。エンジンを守るためにもオイルクーラーを入れることにしました。


      
▲ セレクトしたのは放熱量で定評のあるトラスト製です。中古ですがフィンのつぶれのないキレイなコアを入手できました。
▲ サンドイッチブロックをオイルクーラー用に交換します ▲このオイルブロックは横にしないと取り付けられません。アールズのホースエンドはフォージを使いたかったのですが、無い物ねだりはせずに中古で付いてきたベントチューブを使用します

         
オイルクーラーはこの位置にセットしました、アルマイトブルーがかなり派手です。目立ち過ぎるのは嫌なので ・・・ バンパーとグリルネットを取り付けると思ったほど目立ちません,これならまぁ許容範囲内ですかね、よしとしましょう
油圧がかかる部分なので ミリ単位で正規の手順を踏んで組まないとオイル漏れしますし、オイルブロックの角度、ホースの取り回しなど意外に手間がかかりました。 気温32度の中 試走してみたところ、街乗りで83度、高速100Km走行で95度と中々の効果を発揮しております。

ブレーキ効果改善
2008.11.2
以前からブレーキには不満を持っており、特にフルブレーキング時(ペダル奥)はロックせず、ノーズダイブもしないで「スーッ」と流れて怖い思いをしていたので少しでも改善できればと色々やってみました。作業自体は一度に全部やったのではなく、一つ作業してはブレーキフィーリングを確かめるようにしました。

      
手始めにキャリパーのOHです、ピストン入口付近にサビが出ていましたがピストンにかじりはなくキレイなものでした、リヤも同様にOHしております。OH後のフィーリングは、う~ん・・・変化なし
昔流行ったお手軽ビンボーチューンの定番!? ブレーキホースへの針金巻です。踏み応えが硬めになりフィーリングUpしましたが効き自体は変わりません
ブレーキパッドをWinmaxに変更。240RS 仲間のUD氏からの借り物ですが、かなり良くなりました
初期から中期までの制動力がグンとUpし、安心感があります。しかし奥では相変わらず効きが悪いです。
パッド自体の効きはかなりいいのでブレーキシステムに問題ありそうです。


                 
Webでいろいろ調べていたらキャブ車は負圧が弱いためブースターの効きが悪いとの事。改善策としてはバキュームタンクを取り付けることで負圧を確保できるらしい。用意したのはBNR32(GT-R)用のバキュームタンクです。 取り付けはいたって簡単、キャブからの負圧ホースとハイドロマスター間に割り込ませるだけ


正直、あまり期待していませんでしたがこれが中々の効果を発揮してくれました。奥でもしっかり効くようになり、低速からのフルブレーキでロックするようになりました。これでようやく普通の車になったという感じですね。

240RS 管理人: 一つ一つ原因を潰しながらの結果はバキュームが決めてでしたか ?  しかし、R32のバキュームを探しよくここまでやりましたネェ、少ない距離でブレーキタイヤ痕があれだけ残るのは、かなりの効きが出たのでしょう ・・・ 大変に参考になりました。

ヘッドライト
2008.12.19
今回のレポートは以前から問題のあったヘッドライトです。シールドビームからハロゲンに変更したにもかかわらず暗く、さらにはハイビームに切り替わらないといった現象がありました。


           
こんな感じになりました,ライトオン!点き始めは青っぽいですが白に変化していきます とにかく明るいです、大成功~!これでハロゲンより消費電力が少ないのだから最高ですね
240RS 管理人:今回も素人とは思えない技を見せてもらいました、240RS も良い主人にめぐり会え幸せですネェ~
240RS Chassis No.000150 のクラッチ交換記録
2011.4.25 MON

240RS
Chassis No.000150 走行距離 7462Km のクラッチ 交換です。
今回、クラッチの摩耗限界を予知した Mr.R.Mは クラッチ交換を自ら実施した、その記録です。
240RS 部品が枯渇している現状を考えると240RS オーナーとしては、クラッチ探しOH等貴重な参考情報です。
240RS はツインプレートのクラッチが標準装備だが、今回シングルのフルリングタイプのNISMOカッパーミックスをチョイス。

       
240RS 標準装着の摩耗したクラッチ(7462Km) 新しいクラッチ使用部番:CA18 用 (30210-RS550)穴位置が若干違いますが、長穴にして解決
今回チョイスしたNISMOカッパーミックスのディスクとカバーそしてフライホイールは FJ20 シングル用 4.8Kg、ちなみに 240RS純正(ツイン用)の5.2Kg、若干の軽量化になりました。

    
マスターシリンダー → 若干スプリングが縮んでいる程度ですかねぇ?  でも、バルクヘッド側に漏れ痕がありましたので、やっておいて正解でしょう
  オペレーティングシリンダーも特に悪くはありません。上側の赤のアルマイト仕上げが240RSに入っていたモノですが、ダブルカップリングなんですねぇ

交換後のフィーリング : まるでノーマルクラッチです正確にはノーマルより若干唐突感がありますがツインに慣れてる人にはノーマルと同様ですね。乗りづらく扱いにくく男臭さい240RSが普通の乗用車になってしまったようで少々淋しい気もするのですが、気疲れなく乗れるのでこれはこれでいいのかもしれません。久々の240RSのドライブは新鮮で良かったです、やっぱりこの車は最高ですね!!

ポリカウインドー研磨・FRP塗装
2011.7.5.TUE  Chassis No.000150

Chassis No.000150さんから 240RS 近況報告です。ますます元気でやってます ・・・ との事です。
240RSのウィンドーはフロントウィンドーを除きポリカーボネイトを使用しています、軽量化の為に競技車両 240RSの標準仕様です。
今回の重量測定データではガラスとポリカでは 約35%の軽量化だそうです。つまり、横・後ろのガラス総重量の35%の軽量化は競技車両にとって大変重要なのです。
しかし、ポリカウィンドーは経年変化で著しく透過性が落ち視界が悪くなります。従って現存のほとんどの 240RS はガラスへ交換していますが、この部分は「彼のこだわり」で「ポリカのまま」です。

       
耐水ペーパー1000番→1500番→2000番でサンディングその後、ポリッシャーバフ掛け→コンパウンドX3種で磨き
240RS 管理人 : こんなに綺麗に透き通るのですネェ !!! ビックリ 研磨工具、研磨剤選択や段取り窓枠テーピングなど素人にはなかなか難しい作業ですネ

 FRPのバンパーの塗装は簡単にはがれてしまいます、どうやら前オーナーが簡易塗装したようです ?

             
外して、剥離剤で塗装を剥離します ・・・ 簡単にはがす事が出来ます 埃や虫を防ぐため簡易ブースを作り塗装し、そして仕上がりです
  トランクは大物なので、またの機会に作業予定との事です

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